Raspberry Pi Desktop を試す

私は「 ハッカーになろう 」を参考にプログラミングを始めました。そんなこともあって Linux を使っています。使える Windows PC を買うには金が無かったということもあります。

意外とプログラミング初心者が環境を準備をするには Linux 用に PC を準備してしまうのが良いのではと思います。本気で始めようと思っている人であるほど、です。自分がそうだったというバイアスがかかっていることは否定しませんが。

いらない PC があれば、それに Linux をインストールしてしまえば良いですが、なければ PC を調達しなければなりません。使用中の Windows を消去して Linux にするのは、さすがに勇気がいります。Windows のリカバリメディアを準備するにしても、です。

ありがたいことに Linux は USB にインストールして試すことができます。 Raspberry Pi 用のディストリビューション Raspbian には PC 用の Live イメージがあります。

Live イメージは使っているときに行った変更を保存できないものも多いです。それはそれで良いこともありますが、プログラミングの学習に使うには不便です。Raspberry Pi Desktop は USB に書き込むときに特別な設定をしなくても、変更を保存できるようになっています。

ちょっと使ってみましたが、さすがに SSD からブートするのに比べると動作は遅いです。Linux に慣れている人間からすると、もうちょっと細かい設定ができたらなと思いましたが、初心者からすると細かすぎる設定は使い難さになります。子どもの勉強を用途として始まった Raspberry Pi ですから、あえて細かい設定ができないようになっているのでしょう。細かい設定ができないのは GUI での話。やりたければコマンドを打てば良いのです。

ほんの数十分さわっただけなので、まだ確信的には勧められません。もう少し使ってみようと思います。ちょうど週末には Raspberry Pi のイベント もあるので。