自作の便利スクリプトを便利に使う on Git for Windows

Posted on Fri 15 February 2019 in misc

Windows の「送る」は便利です。

ところで、プログラムを書いているとバージョン管理を使ってみたくなります。Git がメジャーなようなので、Git を使います。GitHub にコードを置いているプロジェクトも多いので、特に理由がなければ Git で良いでしょう。Cygwin や MSYS2 をインストールして Git のパッケージを使うというやり方もあるでしょうが、Git が公式に配布している Windows 用のパッケージを使うのが便利です。

Git をインストールすると Bash も一緒にインストールされて Linux のコマンドが使えるようになります。Bash を起動すると $HOME/bin があれば PATH を通してくれます。自作の便利スクリプトはここに置いておくと便利に使えます。

ですが、Python をインストールするときに python.exe のあるところに PATH を通していないと、スクリプトを動かすときにスクリプトを引数にして Python ランチャー py.exe を呼び出さなくてはいけません。これでは $HOME/bin に PATH が通っている意味がありません。

py myscript.py

すでに PATH を通してあれば要りませんが、Bash 起動時に PATH を通してくれるようにします。

まずコマンドプロンプトで次のように打って python のパスを調べます。

where python

$HOME/.bash_profile を作って次のように書いておきます。 Python37 のところは Python のバージョンによって違います。 3.7.2 をインストールしたときは例のようになっていました。

export PATH="$HOME/AppData/Local/Programs/Python/Python37:$HOME/AppData/Local/Programs/Python/Python37/Scripts:$PATH"

注意点ひとつ目は、最後に $PATH を付けないと既に設定されていた値が消えてしまいます。今回は Bash の中だけだとは思いますが、消えてしまうと不便です。

注意点ふたつ目は、引用符 " で囲うことです。Windows はやたらと空白をファイル・フォルダ名に使うので引用符で囲うことが必要です。 Program Files とかに既に Path が通っていて、引用符なしではエラーになるでしょう。

書いたら Bash を閉じて起動しなおすか、 source ~/.bash_profile を実行してください。

Linux のシェルはいずれ使うようになるので、慣れておくのが良いと思います。