私の人生を変えた三つの文書

7つの習慣 成功には原則があった！

一つ目は、 7つの習慣 成功には原則があった！ だ。改訳版が出版されているが、読んだ本は改訳される前の本だ。

自分の感情から、行動、人生に至るまで、その一切の責任は自分自身に負わされてる。それを学んだ。人生の責任を自分の意志で負っているのではなく、自分の意志に関わらず負わされている。それを受け入れて、負わされるのではなく、自分の意志で負って行く必要があると学んだ。

三つではなく一つをあげるとしたら、この一冊になる。他の二つをあげる理由ともなっている。世の中には普遍の理がある。他の二つは、その普遍の理に触れているように思えた。

ＢＯＲＮ　ＴＯ　ＲＵＮ　走るために生まれた

7つの習慣を読んで運動を始めた。選んだ運動はランニングだ。ほどなくして出会ったのが、 ＢＯＲＮ　ＴＯ　ＲＵＮ　走るために生まれた だ。これは本を読んだのではなく、 オーディオブック を聞いた。

人間の体は走るために作られているということが、この本の主題だ。作られた通りの走り方があるという。

私には昔から、朝起きると膝や肩が痛くて動かせないという持病のようなものがあった。それでもどうにかギクシャクと動いていると夕方にはそれほど問題なく動くようになる。それから考えると、怪我をしているという様子ではない。

そして、ランニングを始めたは良いが、すぐに足が痛くなる。歩くのがつらい。休んでも楽にならない。どうにか走っていても、パンプスを履いた小走りの女性に追い抜かれた。痛みでつらい上に、気持ちがつらい。

この本に出会って、走り方を変えた。それにあわせて歩き方も変えた。それから、少なくとも記憶の上では、一切、膝や肩が痛くて動かせないということは無い。もちろん走りすぎてしまえば痛いこともある。しかし、以前は運動もしていないのに痛んだ。それが無くなった。

ハッカーになろう

最後は本ではなく Web ページだ。 ハッカーになろう (How To Become A Hacker） だ。原文は英語だが読んだのは日本語訳だ。

私は今、プログラマとして働いている。仕事であるから出すべき成果は出さなければならない。それにしても、なかなか節操のない職業だとも思う。使えるものはとにかく使う。簡単に成果が出せればそれで良し。本当に技術者なのか、技術者とはそういうものなのだろうか。ただ Web 検索をして、コードをコピーしてソフトウェアを作る。それ以上に理解しようということもない。皆が皆そうではないが、そんな雰囲気を感じている。

この文書は、プログラマになるきっかけであり、ずっと教本であり続けた。

金が無くて Mac が買えないという理由もあるが、頑固に Linux を使い続けた。仕事は Mac と VSCode になってしまったが、仕事でなければ今も Linux と Vim を使っている。今の会社に就職したのが職業としてのプログラマの始まりだが、会社から Linux と Vim で仕事ができるように見えないと判断されて、仕事には Mac と VSCode を使うことにした。悔しくもあったが、成果が出せないのでは仕事にならない。それでも、はじめから Mac を使っていたら、今もプログラマにはなれていないだろうと思う。VSCode を使っていて思うが、これで何もわからないところからプログラミングが出来るようになれていたとは思えない。

プログラマならやれるはずだから、プログラマでやって行けなければ他の何もかもやって行けないだろうと、プログラマを目指した。その思いの支えになった文書だ。

プログラマになろう、ではない。ハッカーになろう、だ。その違いは私には大きい。

URIs

これからもこれまでと同様、悩みながら生きて行く。時折、立ち返るところとして記録しておきたい。

7つの習慣 成功には原則があった！

9784906638017

ＢＯＲＮ　ＴＯ　ＲＵＮ　走るために生まれた

9784140814147

ハッカーになろう (How To Become A Hacker）

https://cruel.org/freeware/hacker.html